僕は、彼女の友達、彼女の親戚とも
それなりに関わってきた。
だから、彼女が亡くなったときも、
連絡するのは、やぶさかではなかった。
連絡先の一部は、僕のスマホにも入っていたが、
基本的には彼女のスマホから、
訃報を伝えた。
彼女のスマホは、
四十九日が終わったタイミングで解約。
僕のスマホに入ってない人へは、
もう連絡できない。
それは少し寂しく感じる。
解約したスマホは娘に返した。
まだ僕が持っていると思って、
たまにLINEが来てるかも知れない。
「たまにチェックしてね。」と伝えてあるが、
してるかどうかわからない。
僕の母は、
「もうこれで関わるのはやめなさい。」
と言う。
「でも、俺にとっては家族なんだから」
とずっと言ってきたが、
ぜんぜん聞かないので、最近は黙ってる。
せめて、一回忌くらいまではやってあげたい。
このまま母の言うことを聞いていたら、
本当にマザコンみたい。
でも、母も高齢なので、
できるだけ心配もかけたくない。
葬儀に来なかったお姉さんが、
次は仕切ってやってくれないだろうか。
だんだんと、
彼女の家とは関わらなくなっていくのかも知れない。
僕の22年は、
彼女との22年であったが、
娘や彼女の周りの人たちとの22年でもある。
がんばって信頼を得てきた。
それが突然、なくなってしまうのも
やり切れない気持ちもある。
もし娘が結婚すれば、
本当に縁は切れるだろう。
だけど僕としては、娘にとって、
足長おじさんのような存在でありたいと思う。
経済的な力にはなれないけど、
精神的な支えにはなりたい。
彼女の母親と3人で、
かけがえのない時間を過ごしてきたのだから。
でもそれは僕の意見。
娘は何も期待してないのかも。
本当に、どうしていいかわからない。