シンママ彼女の両親や親戚とどう付き合ってきたか?

彼女の親族からしてみれば、僕は何とも消化しきれない変な存在だったと思う。


婚姻関係にない、でも、真面目に長く交際している。
厄介者でもない、でも、できれば籍を入れてほしい。

・・こんな感じだったのかな。


彼女は破天荒なところがあったから、周りはそろそろ落ち着いてほしいと思ってたかも。



僕は、彼女以前に彼女ができたことがないので、彼氏として紹介される経験もなかった。


だから、彼女の両親と初めて会うときは、慣れてなくて、すごく緊張した。

「あっ、はじ、はじめまして。〇〇さんとお付き合いさせていただいている〇〇です・・。」


でも、彼女の実家はわりとオープン。
僕ら3人が仲良くやっていたので、気持ちよく向かい入れてくれた。


「〇〇くん、すっかりパパだね。」


実家で食事をいただくことも普通になっていった。



お義父さんは少し怖い人だったので、いつも恐る恐る話しかけていた。


怖いと言っても「人望のある親分肌」という感じ。


お義父さんからしたら、僕はどこか物足りなくて、
「こいつ大丈夫かな?」という具合だったと思う。

経営者で忙しく、家にいても仕事の電話が多い。



僕は、お義母さんと彼女と娘と一緒に、
よく買い物に行ったり、旅行に行ったりもした。
あとは病院かな。


僕は一見すると、普通のお婿さんかも。




そして彼女は、僕のことを親戚中にせっせと紹介して回った。


「ダーリンの〇〇くんだよ♪」



おかげで早々と、彼女の父方・母方とも、親族の関係性が把握できたし、顔も覚えられた。
そして、僕の顔も覚えてもらえた感じ。


「この子は、大変だろ?よくやってるよ。」


「おばちゃん、余計なこと言わないで!」


「いや、ぜんぜん大丈夫っすよ。」


その後もたびたび遊びに行ったりしたので、人見知りの僕でも、親戚回りはぜんぜん嫌じゃなかった。



それから、彼女のいとこの何人かとは、一緒に食事に行ったりとかもして、仲良くさせてもらった。



僕は、「旦那」と同等に見られていたので、
いとこの結婚式や、親戚の葬儀にも、あたり前のように呼ばれる。


僕もまた、そのたびにしっかり顔を出し、
「旦那」としての務めを果たしたつもり。



僕自身の親戚より親戚っぽい関係を築けたのは嬉しい。



彼女が親戚付き合いが良かったことが、
僕にとってもラッキーだった。



僕の印象はどんな感じだっただろう?


基本的に僕は真面目。清潔で誠実そうに見えると思う。



今までの彼女の旦那や彼氏のタイプとは全然違うみたいで、最初はみんな意外そうな顔をする。
絶対、お似合いだと思うんだけど。



ときどき、僕の扱いは難しい場面がある。



彼女のお父さんが知人に僕を紹介するとき、


「あーー、これは、何て言えばいいんだ・・」


と、なってしまう。


子どもの存在があるからね。



逆に、例えば僕が親戚の家に電話したときに、
なんて名乗ればいいか迷う。

なぜなら、普段はあだ名で通っているから。


「〇〇くんですが。」とも言えないし、


あだ名は下の名前の一部だが、下の名前だけ言っても通じない。


苗字も認識してない。



最終的に僕は、


「〇〇(彼女)の相手ですが・・」


と言っていた。


このへんは非常にめんどくさかった。




こんな感じで僕は、ほぼ彼女の親族になった感じではあった。



彼女が亡くなったことで、恐らくもうほとんど会う機会がなくなる。



そう思うと、やっぱりさびしい。



とても良くしてもらったので。