彼女は根性があった。
小さい頃から
競技スキーや水泳をやっていたので、
華奢な割に、スポーツ万能。
そのせいか特に痛みに強かった。
当然、痛いときは痛がっていたが、
痛みを言い訳にはしなかった。
階段で転んであばらを折ったときは、
医者にも行かず、
痛みに耐えていた。
ステージ4の癌を克服したのも、
病気に負けない気持ちがあってこそ。
でも本人は、
「辛抱、根性、努力、忍耐、我慢、気合、
などなど私の大嫌いなワールド」
と言っている。
嫌いだけど、やるときはやる
という感じだろか。
最後は、
立つこともトイレも行けないのに
ベッドの上で履歴書を書いていた。
もう病院から出られないのに、
どこ受けるつもりだったのか。