幸せになることが許された時間

  • 2026年10月18日
  • Story

彼女と過ごした時間は、


僕の人生を凝縮したものだった。




通常の僕では経験できない出来事で詰まっていた。




とても人間らしい、


喜びのある生活というのだろうか。




普通のことかもしれないが、


こういうことが幸せなんだろうと思った。




僕の帰りを待つ、かわいい彼女と娘がいる。



3人で買い物や外食を楽しめる。



旅行にも行ける。



いつでも話しかけられる人がいる。



いつでもハグできる人がいる。



誕生日やクリスマスを一緒に過ごせる人がいる。




こんなことがあっていいのか?



あとで、しっぺ返しを食らいそう・・・




でも、楽しいことばかりじゃなかった。



つらい思い出もたくさんある。



彼女の病気が見つかったときは絶望した。



子育てもずいぶん苦労した。



もちろん、喧嘩もした。




今となってはそれも大切な思い出。




今となっては・・・・・・




すべて幻。




あたり前だったものに、今ではもう手が届かない。



彼女の笑顔も


彼女の声も


彼女の温もりも



すべて奇跡だった。



こんな風に感じるほど、


彼女との許された時間は輝いていて、


幸せに満ちた日々だった。