人生初の彼女の家——その夜から、僕らは家族になった

彼女と付き合うことになった翌日、


僕は彼女の家に行きました。




人生初の彼女。

そして人生初の、彼女の家。




何かお土産を買っていった気がします。


1歳の娘がいるから、何か持っていかなきゃと思ったんだと思います。


緊張がなかったといえば嘘になります。


でもそれより、好きな人の家に行けるという楽しみの方が大きかった。




ドアを開けてもらって、部屋に入った。


そこには娘がいました。



どう接したかは正直あまり覚えていません。



でも、その夜のことはよく覚えています。





彼女の方から距離を縮めてきて、



そのまま、そういう流れになりました。




恋愛経験ゼロだった僕にとっては、全部が初めてでした。



その日から、自分の家に帰らなくなっていました。





狭いアパートに、彼女と娘と僕。



それが、僕らの最初の形でした。




このときはまだ、この生活が何年も続くなんて思っていませんでした。