娘がまだ3才か4才くらいのとき、
3人でスキーに行った。
僕も彼女も滑りたいので、
託児所のあるスキー場を選んだ。
娘にとっては、ゲレンデデビュー。
最初は3人でそり遊びをした。
初めての雪で、ちょいビビり気味。
まだ預けるのは不安だったので、
僕と彼女は交代で滑りに行った。
そして・・・
「そろそろいいかなぁ?」
「どうだろね?やってみるか」
娘を託児所に預けて、
二人で滑りに行くことにした。
託児所のルールは、
泣き止まなかったらお呼びがかかり、
3回目でアウト、お迎えになる。
すでに半泣きだったけど、
なんとかなだめた。
「やっと二人で滑れるね」
「すぐ呼ばれるかもしれないけど」
僕は彼女と滑るのを、
ひときわ楽しみにしていた。
なぜなら、彼女は元アルペンスキーヤーだから。
そして、ジュニアオリンピック選手(アメリカで)
でもあった。
僕は、彼女の実力を見てみたかった。
一方で、僕の滑りを馬鹿にされないか
心配もあった。
彼女の滑りはというと、
さすがキレッキレでスピードも早い。
僕は、ぜんぜん追いつかない。
ただ、初級・中級者コースだったので、
彼女には物足りなかったかも。
僕はどうだったか聞いたら、
「まあまあ滑れるじゃん」
「ボーゲンじゃなくて安心した」
とのこと。
とりあえず、何本か滑れたのでよかった。
肝心の娘はどうしたかというと、
大泣きして、あっという間に3回目を呼ばれた。
結局、最初のとおり、
娘とそり遊びしながら、
交代で滑るパターンで落ち着いた。
なんだかんだ、彼女とスキーに来たのは、
このときが最初で最後だった。
もっと連れてきてあげればよかった。