僕の情けない女性遍歴を聞いて。
まず、中学卒業式の日。
意外な子から、第二ボタンの請求があった。
その子の友達を通じて。
なぜ意外かというと、
一日中、友達とおしゃべりをしていて、
とにかくず~っと、笑っている子だったから。
「え、なぜ俺?」
帰宅後、彼女から電話がかかってきた。
その頃はまだ黒電話。
すぐ隣りに母親がいたので、
「あっ、、、いま、親がいるから、ちょっと・・・」
と言って電話を切った。
ボタンを渡したということは、脈ありと思われていたのか?
そのあと2回くらいかかってきたが、
同じ対応をした。
高校に入学してしばらくしてから、
同じ中学だった女子から、
その子から預かったという手紙を渡された。
「〇〇ちゃんから。ちゃんと返事してあげて!」と怒られた。
僕は返事をしなかった。
基本、こういう男です。
高校は共学だった。
半分以上、女子だったが何も起きなかった。
なんのアクションも起こしてないので、当然かな。
でも、中学が同じだった別の女子に
いつも話しかけられていたので、そこまで惨めな思いはしなくて済んだ。
そして、地元の大学へ入学。
大学は、ほぼ男子だったので話すことはない。
授業が終わって、夕方からアルバイト。
実家近くのレンタルビデオ屋。
そして、2年目くらいから、
この場所を舞台に、
僕の周りで何かが起こり始めた。
順不同でいきます。
まず最初の子は、高校の後輩だった。
とにかくベタベタくっついてくる。
カウンターでお客さんから丸見えなのに、
腕を組んできます。
「ちょっと、、、仕事中だからさ」
と言っても離れない。
その子は、オーストラリアへワーキングホリデーに
行くことが決まっていたので、そこまでだった。
でもバイト最後の日は泣いていた。
次の子は、どう考えても僕には不釣り合いの子。
例えるなら、クラブとかで踊ってそうな子。
「私、〇〇さん(僕)がいるから、ここでバイト始めたんです」
「こう見えて私、まじめな人が好きなんです」
「!!・・・・」「あ・・・」
僕は何て言っていいか分からなかった。
「え、なんで俺?」
みんなで飲みに行ったとき、その子が隣りだった。
僕はその子としゃべろうとしなかった。
「〇〇くん(僕)、△△さんと話してあげなよ」
と年上のバイト女性に言われた。
(「いやいや、俺はあなたと話したいんです・・」)
そう、僕はこの年上の彼女のことが好きだった。
そんなこんなで、
また僕は、うやむやな感じにしてしまった。
お客さんからもあった。
自転車でバイト先に着いたとき、声をかけられた。
「あの、好きな人はいますか?」
「あ、、はい」
付き合ってる子はいなかったけど、好きな子はいたので、
「はい」と答えた。
この日はバレンタイン。
チョコだけは渡したそうだったので、悪いからもらった。
手作りだった。
母親の顔に似ていたので、
「うわ、やだな」と思った。
違うタイプだったらわからなかった。
これを人に話すとビックリされる。
このケースでチョコを受け取ったらOKということらしい。
「まじ?」
そんなことはないと思うが。
でも、次の日その子が店に来た。
あとでバイト仲間に聞いたら、
実はその子、バイト受けて落ちていたらしい。
「えっ、この子も僕目当てで?」
高校の同級生も来た。
最初はお客さんとして来ただけかと思った。
でも様子がおかしい。
全く帰ろうとしない。
普通、仕事中なら気をつかって、
話すこと話したら帰るもの。
でも、一向に帰ろうとしない。
会話が弾んでるわけでもない。
そのときは僕も気が付かなかったが、僕に気があったのかも知れない。
「今度、遊びに行く?」
と言われるのを待っていたのかも。
僕はサボっているように見られたくなくて、
焦るだけだった。
そして、バイトの子の友達。
この子はけっこう可愛かった。看護学校に通っていた。
いま考えると実にもったいない。
ある日、みんなでカラオケに行った。
僕とその子をくっつける会だったらしい。
でも僕はまだ思っている人がいた。
「俺は、邦楽聞かないから合わないよ」
とか、わけのわからないことを言って、ごまかした。
数日後、
体格のいい男を連れて、その子が店にやってきた。
「彼氏ができて、自慢しに来たのか?」
と思って、
僕は普通にお客さんと同じ接客をした。
成長しない僕であった。
そしていよいよ、大本命。
その子は中学の同級生。
中学生のときは存在は知っていたが、話したことはない。
どちらかというと、ヤンキー寄りの子だと思っていた。
でも、バイトで入ってきたときは、
「あ、あの子だ。こんな可愛かったっけ?」
と感じた。やっぱり3年経つと大人になる。
「エレガント」という印象。
ある日、バックヤードで店長が、
「ジュースおごるからみんな好きなの言って」と。
僕は、「コーラ」
彼女は、
「私も〇〇くん(僕)と一緒がいい」
と言った。
僕はドキっとした。
このパターンが3回くらいあったので、
僕はようやく気が付いた。
彼女は海外に興味があって、
僕が卒業旅行でヨーロッパに行った話をしたので、
好きになってくれたんだと思う。
彼女は僕からの告白をずっと待っていた。
僕がはっきりしないでいると、
彼女にとうとう彼氏ができてしまった。
いつでも付き合えたのに、
僕は一世一代のチャンスを逃してしまった。
ここのバイトのとき、もう一つ恋バナがあるが、
モテたというより僕からアプローチしたので、
ここでは省きます。
ちなみに、好きだった年上女性は、
バイトの友達と付き合いはじめ、僕は失恋を味わった。
レンタルビデオ屋では約3年半お世話になった。
そのあと卒業までの約半年は、ホームセンターでアルバイト。
ここで、めちゃくちゃ可愛い子が入ってきた。
彼女は店内レジで、僕はグリーンとエクステリア担当なので店外。
なかなか話す機会がなかったが、
顔を合わせたときは、必ず話していた。
僕はいつも彼女のことを見ていた。
彼女は東京の大学へ行っていて、
夏休みだけ帰省してバイトだったので、
すぐお別れとなってしまった。
最後の日、
彼女はみんなにお別れのあいさつをしたのに、
僕にだけしなかった。
「どうしたんだろう?」と思った。
僕は店外の売り場に戻った。
しばらくすると彼女が来た。
僕は言った。
「お疲れさま。また遊びに来なよ」
彼女はもぞもぞしている。
何か言いたそう。
本当に最後のチャンスだった。
僕も「言わなきゃ。」と思った。
が、何も言えなかった。
彼女は東京に帰ってしまう。付き合うとしても遠距離。
とにかく最上級に僕好みすぎて、ビビってしまった。
「あ~~~、もったいなかったな~」
せっかく彼女がお膳立てをしてくれたのに。
この子か、前のバイトの大本命の子か、
どっちかはものにすべきだった。
バイト時代、なぜこんなにモテていたか?
この頃の接客のバイトは元気いっぱいが基本。
今までの暗い自分から一歩抜け出して、
可愛い子の気を引けるくらい、自分の魅力を出せていたのかも。
最後は、シンママの彼女一筋で、
一切よそ見しませんでした。
でも、やっぱり恋愛っていいな。
まだ諦めたくない。