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Story

  • 2026年5月7日

誰のためのファッション?

僕はちょっぴりオシャレ好き。 学生時代、バイト仲間の影響。 その頃は空前のアメカジブーム。 そのあとはアウトドアファッションが流行った。 でも、お金がなくて、 なかなか欲しい服は買えなかった。 彼女はいい家に育ったので、 ブランドのこととか詳しかった。 彼女の影響も大きい。 金回りが良くなってからは […]

  • 2026年5月7日
  • 2026年5月7日

彼女は家族なんだから

彼女の家の草むしりをすると言えば、 僕の母は、 「おまえがやってやることないでしょ。    そうやっていつも言いなりになってるんだから」 「そうじゃないよ、俺にとっては家族なんだから、  あたりまえのことをやってるだけ」 たとえ彼女と会うだけでも、 僕が彼女に言われて動いてると勘違いしている。 僕も […]

  • 2026年5月7日

すごい根性

彼女は根性があった。 小さい頃から 競技スキーや水泳をやっていたので、 華奢な割に、スポーツ万能。 そのせいか特に痛みに強かった。 当然、痛いときは痛がっていたが、 痛みを言い訳にはしなかった。 階段で転んであばらを折ったときは、 医者にも行かず、 痛みに耐えていた。 ステージ4の癌を克服したのも、 […]

  • 2026年5月6日

うまく説明できない関係

二人の関係や呼び方を人に説明するのが、 とても面倒だった。 「結婚は?」と聞かれると、 そりゃしてないけど、相手がいることは主張したい。 だからそのまま、 「相手はいます。ちょっと事情があって結婚してないんですけど。」 と答えていた。 彼女のことを何て表現したらいいのか、 よく困ることがあった。 特 […]

  • 2026年5月6日

間に合わなかった

こうなる前に、 彼女を救うチャンスは何度もあったと思う。 そういう体調のサインはあったし、 不安な言葉もあった。 でも僕は、 仕事の忙しさを理由に、 いつものことと判断してしまっていた。 結局、医者に連れて行くだけ。 お酒や食事の管理とか、 もっとできたことは、あったかもしれない。 というより、もっ […]

  • 2026年5月5日

愛と嫉妬の手紙

誕生日やクリスマスのプレゼントに、 いつも彼女は手紙を添えてくれた。 とても愛のこもった手紙だった。 ある日、それを見返していたら、 忘れていた事実が出てきた。 僕は、彼女より先に 娘にチューしたらしい。 ショックだった、と書いてあった。 「浮気だ」とも。 こっちは、まったく覚えていない。 手紙の最 […]

  • 2026年5月4日
  • 2026年5月4日

彼女の周りの人たちとの関わり

僕は、彼女の友達、彼女の親戚とも それなりに関わってきた。 だから、彼女が亡くなったときも、 連絡するのは、やぶさかではなかった。 連絡先の一部は、僕のスマホにも入っていたが、 基本的には彼女のスマホから、 訃報を伝えた。 彼女のスマホは、 四十九日が終わったタイミングで解約。 僕のスマホに入ってな […]

  • 2026年5月4日
  • 2026年5月4日

踏み込めない距離

娘のことが、気になる。 ちゃんと食べているのか。 何か困っていないだろうか。 血縁はなくとも、 親の気持ちは持っている。 雨が強い日は、特に心配になる。 「今夜、雷雨の予報だから気を付けてね」 と、LINEを打とうとして、 やっぱりやめる。 いちいち連絡してはいけない気がする。 もう成人なんだし。 […]

  • 2026年5月4日

娘に会う理由

亡くなった彼女の 相続や年金、車の処分など、 面倒な手続きがひととおり片付いた。 娘も仕事が忙しそうだったが、 時間をつくって動いてくれた。 そして、 やることがなくなったら、 娘に会う機会もなくなった。 無理に用事をつくるしかない。 庭の雑草がすごいので、 除草剤をまきに行った。 それくらいしかな […]

  • 2026年5月3日

普通の生活

少しずつだが、 彼女がいないことに慣れ始めてきた。 仕事で普通に会話してるし、 スーパーで買い物も慣れたもの。 それに、テレビを見てちゃんと笑えてる。 前とそんなに変わらない。 でも、何かが違う気もする。 例えば、 ちょっと迷ったときかな。 前は彼女に相談できたけど、 今はAIに相談している。 いつ […]