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Story

  • 2026年5月18日
  • 2026年5月18日

心の扉

バイト時代のモテ期を不意にしたあとの僕には、 長い氷河期が待っていた。 大学を卒業して最初に入った会社では、女性社員は2人いたが、 恋愛対象になるような感じではなかった。 仕事が終わると、上司から頻繁に夜の街へ誘われたが、 生真面目な僕は、だいたい断っていた。 ブラック寄りな会社だったし、普通は断れ […]

  • 2026年5月12日
  • 2026年5月12日

モテ期ですら女性との距離が縮まらない

僕の情けない女性遍歴を聞いて。 まず、中学卒業式の日。 意外な子から、第二ボタンの請求があった。 その子の友達を通じて。 なぜ意外かというと、 一日中、友達とおしゃべりをしていて、 とにかくず~っと、笑っている子だったから。 「え、なぜ俺?」 帰宅後、彼女から電話がかかってきた。 その頃はまだ黒電話 […]

  • 2026年5月11日
  • 2026年5月11日

蕎麦屋めぐり

ある時期、彼女と蕎麦にハマった。 彼女の叔父さんが、趣味で蕎麦打ちをしていたので、 いろいろ教えてもらった。 叔父さんが食べ歩いてつくった名店リストがある。 それを見て、二人で蕎麦屋めぐりをすることに。 どの店も確かな味で、ハズレなし。 ある店でそのリストが置いてあった。 「叔父さん、何者?」と思っ […]

  • 2026年5月8日
  • 2026年5月8日

嫉妬深さが可愛い彼女

彼女は嫉妬深かった。 僕が女子社員と泊まりの添乗に行ったときは、 「絶対やったな。知ってるん!」 と、本気で疑っていた。 彼女は、よく思い出し怒りをするので、 ネチネチネチネチと、ずっと言われ続けた。 彼女も昔、海外へ添乗に行ったときに 誘われたことがあったようなので、 男はそういうものだと思ってい […]

  • 2026年5月7日

誰のためのファッション?

僕はちょっぴりオシャレ好き。 学生時代、バイト仲間の影響。 その頃は空前のアメカジブーム。 そのあとはアウトドアファッションが流行った。 でも、お金がなくて、 なかなか欲しい服は買えなかった。 彼女はいい家に育ったので、 ブランドのこととか詳しかった。 彼女の影響も大きい。 金回りが良くなってからは […]

  • 2026年5月7日
  • 2026年5月7日

彼女は家族なんだから

彼女の家の草むしりをすると言えば、 僕の母は、 「おまえがやってやることないでしょ。    そうやっていつも言いなりになってるんだから」 「そうじゃないよ、俺にとっては家族なんだから、  あたりまえのことをやってるだけ」 たとえ彼女と会うだけでも、 僕が彼女に言われて動いてると勘違いしている。 僕も […]

  • 2026年5月7日

すごい根性

彼女は根性があった。 小さい頃から 競技スキーや水泳をやっていたので、 華奢な割に、スポーツ万能。 そのせいか特に痛みに強かった。 当然、痛いときは痛がっていたが、 痛みを言い訳にはしなかった。 階段で転んであばらを折ったときは、 医者にも行かず、 痛みに耐えていた。 ステージ4の癌を克服したのも、 […]

  • 2026年5月6日

うまく説明できない関係

二人の関係や呼び方を人に説明するのが、 とても面倒だった。 「結婚は?」と聞かれると、 そりゃしてないけど、相手がいることは主張したい。 だからそのまま、 「相手はいます。ちょっと事情があって結婚してないんですけど。」 と答えていた。 彼女のことを何て表現したらいいのか、 よく困ることがあった。 特 […]

  • 2026年5月6日

間に合わなかった

こうなる前に、 彼女を救うチャンスは何度もあったと思う。 そういう体調のサインはあったし、 不安な言葉もあった。 でも僕は、 仕事の忙しさを理由に、 いつものことと判断してしまっていた。 結局、医者に連れて行くだけ。 お酒や食事の管理とか、 もっとできたことは、あったかもしれない。 というより、もっ […]

  • 2026年5月5日

愛と嫉妬の手紙

誕生日やクリスマスのプレゼントに、 いつも彼女は手紙を添えてくれた。 とても愛のこもった手紙だった。 ある日、それを見返していたら、 忘れていた事実が出てきた。 僕は、彼女より先に 娘にチューしたらしい。 ショックだった、と書いてあった。 「浮気だ」とも。 こっちは、まったく覚えていない。 手紙の最 […]